米農家と小売業者
93年に起きた米の大凶作によって、独自の米調達ルートを探す町の米屋さんが増えました。
彼らが目指しているのは、従来のヤミ米ルートによる商品調達からの独立なのです。
彼らは、ヤミはヤミでも、産地直送のヤミ米で、しかも、消費者に直結するルートを考えているのです。
スペースコレクション研究所によると、小売業者が生産者とダイレクトに結びつき、素性のはっきりしている良質のコメを消費者に提供したいという動きです。
商品としての、コメの品質へのこだわりです。
それはまた、複雑怪奇なコメ流通の世界に横たわる巨大なブラックボックスを排除し、流通の入口と出口を結びつけようというものでした。
都内のある米屋さんは、そうした中のひとりです。
「お客のニーズに応えるため、産地から自由にコメを調達したい。
食管法の規制もわかっているけど、もう、堂々とやりたいね」。
彼は率直に自分の思いをこう語るのです。
明るい雰囲気の彼の店には、手作りのチラシがおかれ、店主の思いがそこから発信されています。
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